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音楽

ウィスパリング・ギターⅡ収録の愛を奏でてについて

映画「海の上のピアニスト」はジュゼッペ・トルナトーレとエンニオ・モリコーネの監督&音楽コンビによる作品。同じコンビでかの名作「ニュー・シネマ・パラダイス」がある。もうため息しか出ない美しい音楽と映像の組み合わせ。中でも愛を奏でてが劇中流れるシーンは映画史上最高の演奏シーンだと思う。さあ、ピアノの無垢で透明な音の為に書かれたようなこの曲をギターでどう表現するか?譜面を書き始めるまでにかなり構想とイメージを練ってとりかかった。出来上がったイメージは原曲のシーンとは違うが、生まれたばかりの赤ん坊を愛しその成長をゆっくりと見守り続けるようなイメージ。ギターの温かさと愛を奏でるメロディが溶けたのではないかと思う。