サイモン&ガーファンクルの録音で知られたこの曲をアレンジするにあたってプロデューサーから「一人静かに唄うように、最も静かで音数少なく」とオーダーをいただいた。限りなく少ない音の中に無限の奥行き(永遠に流れる時間のような)をイメージした。漠然と頭の中に浮かんだ映像があって、深い谷の中でいくつもの巨石が浮かんでは上昇と下降をゆっくりと静かに繰り返している世界。まるでゲームの中の世界。
それはさておきこの曲と同じ旋法で作られているグレゴリオ聖歌の怒りの日をモチーフとして入れてみた。1000年近く前の旋律を入れることで悠久の時を表現している。
